「減選」とは、未来を作る選択だ。
Shin
モノを「厳選」するのって良いことですよね。
ムダな買い物も防げるし、永く使うことができるから、
経済的にも合理的な判断だと思います。
でも、部屋を見渡してみてください。
モノを厳選して購入した結果、
何年も着る機会に恵まれず眠っている服はないでしょうか?
一度も使ったことのない食器が棚の奥の方で眠っていないでしょうか?
趣味だからと興奮してつい集め過ぎてしまったものはないでしょうか?
厳選したモノで豊かになるはずが、
部屋を圧迫し、片付けに時間を取られ、
処分に困り、ストレスに感じてはいないだろうか?
はたして、
それらはこのまま家で眠らせておくことで人生が豊かになるだろうか…?

残念ながら物質的な豊かさは人生を幸福に導いてはくれない。
モノというのは使うことで初めて価値を生む。
所有しているだけでは、
ちっぽけな虚栄心を満たすだけで、幸せにはなれやしない。
憧れのモノを手に入れた満足感も気づいたら失われていて、
部屋の奥底でホコリを被って眠ることになる。
「別に眠ってはいない。年に数回使う機会があるんだ。」
とは言っても、それを年に数回使うためだけに犠牲にしている、
時間や労力を考えたことはあるだろうか。
モノを置くためだけにトランクルームを契約したり、
大きい部屋に住むのはお金の無駄だ。
暖房効率も悪いし、掃除もメンテナンスも大変だ。
また、モノが多いと選択に時間と思考力を奪われる。
朝から着る服は何にしよう、朝食は何を食べよう、
選択というのは自分が思っている以上に脳が疲れる。
深く考えれば考えるほど、考える力はどんどん失われていく。
脳の思考力のリソースは限定的であるということに注意してほしい。
自分では気づきにくいが、
夜を迎える頃には自分が思っている以上に消耗しており、
ポンコツ状態に陥っていることも珍しくない。
僕らは減らすことを選ばないといけない。
この資本主義の消費経済において、
ほとんどの人は、減らすことで今より幸せになれる。
だって、人生のリソース(時間・お金・体力)は限られているから。
大切な人と過ごす時間も、
夢を叶えるためのお金も、
若くてエネルギッシュな体力も、
モノに奪われていることに気が付かなければいけない。
企業の巧妙なマーケティングに踊らされていないと、
胸を張って言える人がどれだけいようか。
誰かのライフスタイルに憧れて、それを真似しようとも、
あなたに幸せは訪れない。
そのライフスタイルは、
あなたの人生にとっての最適解ではないからだ。
自分の人生にとって何が重要で、何を捨てないといけないかは、
自分で考えなければいけない。
僕らは生まれた時代も環境も価値観も何もかも違うからだ。
減らすものを選び、本当に必要なものだけを厳選する。
それが、「減選」するという言葉の本当の意味であり、
人生を軽くする究極の思考だ。




